KYの方ｽﾋﾟﾘﾁｭｱﾙｶｳﾝｾﾘﾝｸﾞ☆大阪/東京ｽﾋﾟﾘﾁｭｱﾙｶｳﾝｾﾗｰ

■カルマの存在
スピリチュアルな物の見方から前世や先祖を見ていく場合、
「カルマ」の問題を避けて通るわけにはいきません。
しかし、カルマの問題ほど誤解されたまま人々に広がってしまっているものもないと思います。

一般的に、「カルマ」というと、
「やったことが返ってくる」という見方から、
「過去に行った悪行の報いを受ける」という理解のされ方が多いと思います。
確かにそういう一面もありますが、
どうやら、人の魂が持っている「善なる部分」から、
それを損なうようなことをしてしまった場合、
その部分を回復させようという意志が働くようです。

例えば、前世である人を苦しめたり、痛みを与えてしまったような場合、
今世ではその人に対して献身的に振舞うことで、
前世で相手を傷つけてしまった部分を回復させようとすることがあります。

このような例の一つとして、僕と父親の関係をお話ししましょう。
僕は父親とはどうしてもウマが合わず、
子供の頃から、顔を合わせる度に人格を深く傷つけられるようなことばかり言われ続けてきました。
その一方で、「仕事・就職」のページにも書きましたように、
言葉に尽くしがたい苦労を重ねて、僕を大学まで行かせてくれたのです。

機会があって、僕と父親の前世での関わりを見ていった時、
前世では、父親はあれこれと理屈を並べる僕に腹を立て、刀で僕を斬って殺したようです。
これは、今世でのお互いの関係と全く同じでした。
父親は体育会ノリで僕は文化系のノリ。
父親はそういう僕のやることなすことが目についてどうしても気に入らなくて仕方がないのです。

そういうこともあって、今は父親とは会わないようにしていますが、
父親が人一倍僕のことを気にかけているのも、今となってはよくわかります。
子供の頃に、僕に対して浴びせかけた幾多のひどく傷つける言葉も、
父親なりに子供の将来を心配してのものだったということが、
ようやくわかってきました。
僕は高校を卒業すると、とにかく父親から離れたい一心で実家を出たのですが、
そんな僕のために快く学費を出してくれたのも父なのです。

このことを知ってからは、
それまでは人格を傷つけられた憎しみしか沸いてこなかった父親に対して、
感謝できるようになりました。

このように、個人対個人の人間関係を前世や先祖のレベルで紐解いていった場合、
どちらかが一方的に悪いということではなく、
お互いに相手を通して学びあっているということがわかってくることがほとんどでしょう。
⇒⇒⇒次へ